日本酒はジャケ買いOK!?自分のお気に入りを見つけよう!
現在、日本酒の酒蔵は全国に1400件以上あり、尚且つ銘柄の種類はなんと1万を超えるといいます。それだけの種類があると選び方も難しいものです。
しかも、日本酒には
無濾過、原酒、生酒、山廃、にごり酒、生詰酒、精米歩合、
などなど一言だけではわかりづらい用語がたくさんありますよね。。
確かにひとつひとつ知っていくと
日本酒への関心、興味、銘柄による違いもわかってくると楽しくなってくるのかもしれませんが、
なかなかハードルが高いものです。。
そんな種類豊富な日本酒の選び方のひとつとして「ジャケ買い」があります!
日本酒ラベルというと皆さんはこのように毛筆で書かれた太字のフォントをイメージされると思います。
しかし、ここ数年日本酒のイメージを覆すかのようなお洒落でユニークなデザインボトルが増えてきているんです!
今回は日本酒の選び方の価値観が変わるかもしれない魅力的な日本酒ボトルを紹介します。
目次
- 山川光男
- メガネ専用 特別純米酒
- ずZOOっと旭山セット
- SABA de SHU(サバデシュ)
- ラベルデザインの可能性
- 日本酒の楽しみ方は様々!
山川光男
この山川光男は山形県内の4蔵がタッグを組んだユニットのことで、銘柄の一文字ずつを取って名付けられたそうです。
山は代表銘柄に「山形正宗」を持つ水戸部酒造さん。
川は代表銘柄に「楯野川」を持つ楯の川酒造さん。
光は代表銘柄に「東光」や「洌」を持つ小嶋総本店さん。
男は代表銘柄に「羽陽男山」を持つ男山酒造さん。
この4蔵が一体となって擬人化をしたのが山川光男なのだそうです。
日本酒の種類によってラベルの山川光男が様変わりする姿にも注目です。
酒田市の郷土芸能、黒森歌舞伎を踊ったり、天童らしく将棋を指したり、山形らしく芋煮を食べたりと、郷土愛に満ちた愛嬌ある姿が、ラベルに描かれています。
時には世界中を旅したり、思わず笑みが溢れてしまうラベルに癒されてしまいます。
ホームページにはラベルについての解説も記載されているので、ぜひ覗いてみてくださいね!
ラベルには日本酒の味の特徴だけでなく、土地柄や文化などを同時表現することができると思います。
アートとしてもラベルを楽しむことができますよね。
メガネ専用 特別純米酒
引用元:http://www.hagino-shuzou.co.jp/news.php
メガネ専用!?どゆこと!?これも思わず二度見してしまいそうです。
このお酒、杜氏を含めて蔵人全員がメガネをかけていたことに由来してこのお酒が誕生したそうです!
偶然だったのか、それとも合わせていったのか、深堀りするのはさすがに野暮かもしれません。
え、ちょっと待って、そしたら飲む人もメガネかけてないと買えないし、飲めないってこと!?
ご安心ください。そこはさすがにコンタクトの方も裸眼の方も飲むことができます!
ラベルの中央にはメガネをかけた顔のイラストを表記し、
肩ラベルには視力検査で使用される「ランドルト環」のマークを貼るなど、ユニークなデザインで商品化したところ、
またたく間に日本酒ファンの間で話題となり、発売と同時に完売してしまうほどの人気商品になったそうです。
それにしても作り手が全員メガネだからってそれをそのままラベルにしちゃうって、斬新なアイデアですよね。
作り手の遊び心は買い手のお客さんをも楽しくさせてくれますね!
ずZOOっと旭山セット
引用元:https://www.takasagoshuzo.com/e-shop/products/detail.php?product_id=249
柔らかな絵のタッチ、動物たちがかわいい!!
北海道の旭川動物園の動物たちを描いた、旭川動物園も公認のワンカップです。
このかわいらしいイラストは、北海道在住のイラストレーター・あべみちこさんによって描かれています。
ピクニックに持ち込んでも景色に馴染むかわいいラベルですよね!
自然溢れるロケーションにぴったりだと思います。
お土産や贈り物にも利用したいですね!
SABA de SHU(サバデシュ)
引用元:https://www.ippin.co.jp/jp/items/itm_sabadeshu.html
サバと日本酒とのペアリングのことだけを考えて醸された日本酒。
多種の日本酒を絶妙な配合で酸度とアミノ酸度を高めることでサバの脂を流し、
旨味を楽しめるように設計されているとのこと。。!
すごいですよね。緻密な計算によって出来上がった作品はまさに建築物そのものです。。
ラベルは、サバと日本酒のみの情報をお客様に伝えるためによりシンプルに構成し、
メインターゲットを“サバ好きな女性”と設定したことから、数十人の女性にヒアリングを行い、
「サバは横よりも縦にした方が可愛い」という意見を参考にするなどしてデザインを決定したそう。
サバと日本酒が好きというコアなファンが熱狂しそうな日本酒ですね。
他にも肉専用の日本酒とか、チーズ専用とか。
料理とのペアリングをメインに考えた日本酒の開発も進んでいるようです。
日本酒はそのままで飲むだけではなく、料理と合わせることを前提に作られた日本酒があるんですね。
ラベルデザインの可能性
日本酒のラベルは商品のまさに顔となる部分です。
酒屋さんで数多くの日本酒が並ぶ中、
個性を表現するためにはユニークなラベルデザインが求められているのかもしれません。
皆さんも自分のお気に入りのラベルデザインで日本酒を選んでみてはどうでしょうか?
新しい発見がきっとあるはずです!
近年では大ロットの主力商品に加えて、小ロットでの企画性の高い商品を開発する蔵元が増えてきているようです。
そのチャレンジ精神は日本酒の味だけでなく、ラベルにもこだわりが反映されているんですね。
多種多様な世界が広がりつつある日本酒の世界。
味はもちろんのこと、ラベルやネーミングに至るまで楽しみ方はこれからも無限に広がっていくことでしょう。
日本酒の楽しみ方は様々!
高度経済成長期の時には、日本酒はかつて酔うために飲むということが第一とされていた時代がありました。
そして現代においてはビールやチューハイなどお酒の種類も増えていき、
故に日本酒への抵抗感、お酒が強い人でないと楽しむことができないという風潮がありました。
しかし、ここ数年で日本酒の楽しみ方は拡大しつつあります。
その他のブログでも日本酒の様々な楽しみ方を発信させていただいています。
日本酒はもう酔うためだけが目的ではないのです。
ラベルのデザインを楽しみながら飲んだり、様々なアレンジを基に自分だけのオリジナルカクテルを楽しんだり、
日々の暮らしを彩る日本酒のあり方をみなさんに楽しんでいただけたらと思います。
ぽんしゅグリアは日本酒を注ぐだけで簡単にオリジナルカクテルを作ることができます。