日本酒の「出汁割り」飲んだことがある人は、その魅力を広めるべきだ。
そう思えるくらいの美味しさと衝撃。
しょっぱいものに日本酒は合う。
改めてそう実感させてくれるのが出汁割りではないでしょうか。
今日は出汁割りの美味しさの秘訣と自宅で簡単に飲める方法をご紹介します。
出汁割とは?
出汁割りはおでん屋さんでよく出てくる「日本酒を出汁で割った」飲み物です。
1:2〜1:2.5と出汁の比率が大きく、アルコールの度数も下がってマイルドに。
いつもよりも少し温度が高い熱燗で飲むケースがメジャーです。
出汁割りの旨味の秘訣
奇跡的な組み合わせとも言えますが、日本酒と出汁は相乗関係にあるため、うまみが倍増します。
日本酒には元々「グルタミン酸」という、うま味成分が入っています。そして出汁には「イノシン酸」という、うま味成分が入っています。
この二つが出会うことによって美味しさは倍増するのです。
下の図からもわかりますが、両者がバランスよく含まれることで、「美味しい」と感じる飲み物に変化しているのです。
出典: 栗原 堅三『うま味って何だろう(岩波ジュニア新書)』岩波書店、2012年。
やはり、先人たちの味覚はすごい、というしかないですね。開発してくれた方には頭が上がりません。
自宅で楽しむには、
「食べ終わったおでんの出汁と温めた日本酒を1:2くらいの比率で混ぜるだけ」です。
コンビニおでんを買った時には是非やってみていただきたいのですが、自宅でおでんってあんまり作らないですよね。
そんな時に出てくるのが、そう、ぽんしゅグリアです。
こちらの「おでんだし」は既におでん出汁の素や鰹節が瓶内に入っており、手元の日本酒を半分注いでレンチン、そこにお湯を注げば出汁割りが完成するキットです。
実際に山廃純米 No.24 酵母のマル飛を使って出汁割りを作ってみました。こちらのマル飛は、辛口なのにしっかりとしたボディと旨味が両立した呑みごたえがある味です。
飲み方は
①日本酒を半分注ぎ、電子レンジで温める
②お湯を注ぐ
の簡単ツーステップです。
電子レンジでは約1分温めましょう。
やりすぎるとアルコールが飛んでしまうので要注意です。
熱燗を作るとき、ガラス器だとレンジにかけられないので、湯煎で温めるのが主流。見た目からだと温度もわからないし、時間もかかるしで面倒ですが、ぽんしゅグリアを使うと電子レンジで加熱できるので超楽チンです。
お湯を注いでかき混ぜるとこんな感じに。
しっかりした味のマル飛と鰹とおでんの出汁が混ざり合い、ガツンとした味わいに。
約2分でおでんだしの出汁割が飲めるので、是非ご自宅で試してみてください。
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