肌寒くなると、日本酒の熱燗が美味しくなりますよね。
日本酒は温度を変えることで、違った味わいが楽しめるお酒です。そんな日本酒を温めて飲む際に、ぜひ試してほしい飲み方があります。
それは、
ズバリ...日本酒の出汁割です。
そもそも、出汁割って?
日本酒の出汁割は、おでん屋さんなどで楽しまれてきた飲み物です。
作り方は簡単!
① 日本酒とおでん出汁は温めます。
② 日本酒と出汁を1:2もしくは1:2.5の割合で混ぜます。
③ 七味唐辛子をふります。(お好みで)
家でおでんを作らずとも、コンビニおでんの汁でもOK!手軽に作ることができます。
さて、味の方は、日本酒と出汁の香りが心地よく、マイルドな味わい。日本酒の甘味が引き立ち、飲みやすさも加わって、和食の味付けが好きな人にはたまらない!普段日本酒を飲まない人も楽しめる飲み方です。
日本酒×出汁の美味しさの秘密は、グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果!
なぜ、日本酒の出汁割がこんなに激ウマ!なのか?それは、日本酒と出汁はうまみ成分の相乗関係にあるためなんです!
日本酒には元々「グルタミン酸」という、うま味成分が入っています。そして出汁には「イノシン酸」という、うま味成分が入っています。
この二つが出会うことによって美味しさは倍増するのです。
下の図からもわかりますが、両者がバランスよく含まれることで、「美味しい」と感じる飲み物に変化しているのです。
出典: 栗原 堅三『うま味って何だろう(岩波ジュニア新書)』岩波書店、2012年。
ホカホカの出汁割を飲む一口目には、強烈とさえ感じられる美味しさに包まれますが、出汁割の美味しさの秘密はうまみが倍増しているからこそだったんですね。
熱燗専用ぽんしゅグリアでも手軽に出汁割を!
そして、実はぽんしゅグリアにも「出汁割」のフレーバーをご用意しています!お好みの日本酒を注ぐだけで旨味がたっぷり染み込んだ出汁割が楽しめます。
寒い時期限定の「熱燗専用ぽんしゅグリア」。
こちらの「おでんだし」は既におでん出汁の素や鰹節が瓶内に入っており、手元の日本酒を半分注いでレンチン、そこにお湯を注げば出汁割りが完成するキットです。
実際に山廃純米 No.24 酵母のマル飛を使って出汁割りを作ってみました。こちらのマル飛は、辛口なのにしっかりとしたボディと旨味が両立した呑みごたえがある味です。
飲み方は
①日本酒を半分注ぎ、電子レンジで温める
②お湯を注ぐ
の簡単ツーステップです。
電子レンジでは約30秒~1分温めましょう。
やりすぎるとアルコールが飛んでしまうので要注意です。
熱燗を作るとき、ガラス器だとレンジにかけられないので、湯煎で温めるのが主流。見た目からだと温度もわからないし、時間もかかるしで面倒ですが、ぽんしゅグリアを使うと電子レンジで加熱できるので超楽チンです。
出汁割はご自宅でもできる、寒い時期に一番飲みたい日本酒の飲み方です。
日本酒を普段飲まない方も、一度は出汁割の強烈なうまみを味わってみてはいかがでしょうか?